湾生回家 あらすじとネタバレと感想

個人的評価

 

これは映画というよりもドキュメンタリー作品、記録映像なので

演技や脚本の要素はありません。

 

この作品の評価
オススメ度
(3.5)

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あらすじ

 

敗戦後、台湾から日本に引き揚げてきたとき3歳だった72歳の清水一也さんは、当時の記憶はほとんどないものの湾生たちの存在が薄れていくのを不安に感じている。

88歳の冨永勝さんは、古い友人を捜しに幾度も台湾に足を運んだが、やっと見つけたときにはすでに友人は他界していた。

78歳の松本洽盛さんは、当時住んでいた家を捜しに何度も台湾に行き……。

シネマトゥデイ

個人的感想

 

 

この作品はドキュメンタリーなので、演技などはありません。

敗戦によって台湾から日本へ帰国してきた人たちが、自分たちのアイデンティティを探して台湾を訪れる という内容でした。

 

自分のアイデンティティとは?

 

日本から出たことがなければ、まず意識する必要もないのですが

自分が所属している国家というのは強いアイデンティティになります。

 

今回の作品で台湾へ行った、というか戻った人たちは

湾生 台湾生まれであって、台湾で生まれて幼少期を台湾で過ごした人たちです。

 

つまり、その人たちにとっての 「ふるさと」 は台湾であり

日本本土こそが外国のように感じられたはずです。

 

実際、終戦直後で日本に帰っても

日本には家も仕事もない状態で、台湾にいた時よりよっぽど貧乏で苦労したといっている方が多かったです。

それが分かっていても、敗戦によって強制的に帰国しなければいけなくなったため

ふるさとを思う気持ちはとても強かったのでしょう。

 

日本と台湾の絆

 

台湾に旅行に行った事があるのですが

初めて行く外国なのに、どこか懐かしいような街並みで不思議な気持ちになりました。

 

この作品では数十年ぶりに台湾へ戻った人たちと

台湾の人々との交流も描かれています。

 

当時住んでいた場所に行って、知り合いやその家族に会うことが出来たり

台湾に残った母を持つ台湾人の方が日本に親族のお墓を探しに来たりしていて

 

日本と台湾の歴史に関わってきた人たちの絆が垣間見れた気がします。

台湾に興味がある人は見た方が良いです。

 

まぁ台湾に興味がないと見ないと思うけど

 

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